前著から4年、待望の新刊がついに出版となります!
前著は発売から1年ほどで出版社にも在庫がない状態となり、入手できないという声を多数頂いておりました。今回は内容も一新し、自治会・町内会の悩みに対し、具体的な解決策を盛り込んだ実践本となっております。
新年度、新たに役員や会長になる方や自治会・町内会活性化を考える自治体職員の皆様のお役に立てば幸いです。
本書の意義
近年、運営方法や活動に対する批判が目立つ自治会・町内会。その多くは昭和以前に設立された団体です。
平成になり、社会構造や人々の価値観が変化、ライフスタイルやニーズが多様化する中、時代に対応できず、加入率低下や担い手不足に悩んでいます。
一方、昨年発生した西日本豪雨などの巨大災害では、地域の絆・地域コミュニティの要として避難誘導などで重要な役割を果たしました。
新たな時代が到来する今、様々なトラブルや諸課題を解決、求められる運営や活動を活性化させる実践的なアイデアやヒント、先進事例を多数盛り込んだ一冊となっています。是非、広くご紹介頂ければ幸いです。
目次
1章 自治会・町内会のお悩み、課題・トラブルQ&A
(1)入会・退会にまつわるトラブルや嫌がらせ
(2)不透明な運営、役の押し付けトラブル
(3)役員の飲食や資金流用など、お金にまつわるトラブル
(4)会費に含まれる神社費用のトラブル
(5)赤い羽根や歳末助け合い、募金の徴収トラブル
(6)違法な献金や届け物など、政治家にまつわるトラブル
(7)名簿、個人情報の取り扱いトラブル
(8)会費を自動徴収されるなど、集合住宅でのトラブル
(9)災害時、加入していないと不利益があるのか
(10)負担が大きい回覧板をやめたい
(11)ご近所トラブルの解決はどこまで?
(12)活動で怪我をした場合など、補償はどうなる?
(13)行政の下請け、負担の増大にもう耐えられない
(14)連合会は負担、脱会したい
2章 自治会・町内会のお悩み・課題解決
- 時代は次の御代なのに自治会・町内会は昭和のまま?
- これからの自治会・町内会2つの転換
- 開かれた自治会・町内会道営の見直しポイント
- 対策編1.加入率をアップするには
- 対策編2.新たな人や若者の参加を呼び込むには
- 相手の疑問に応え、参加を促す加入要項の見直し
- 相手の注意を惹く、興味・関心を持ってもらうには
- ターゲットは誰? どんなニーズを持っている?
- きっかけづくりから、仲間づくりへ
- 新たな参加を呼び込む「地域デビユー」企画を考えてみる
- 参加を呼び込む広報とは?
- 会報・チラシなどの広報ツールの見直し
- 新たな情報の接点を増やす
- 信頼性を高める事業評価、PDCAサイクルの導入
- 参加が少ない事業内容の見直し
3章 先進事例に学ぶ、実践法、進め方
- 目指すのは「ご近所力」を強力にすること!海風の街自治会(千葉県浦安市)
- 新たな参加を呼び込む、新会長の挑戦 須賀町町会(東京都新宿区)
- 道に愛称、絆を結び、花が開いた!美晴台自治会の活動(横浜市港南区)
- ITを駆使! 連絡を迅速化、負担軽減 白根相友自治会(横浜市)
4章 今、求められる開かれた自治会・町内会の運営(基礎)諸表とポイント解説
1.会の憲法「規約について」
2.自治会・町内会の役員について
3.総会について
4.個人情報の取り扱いについて
5.自治会・町内会の法人化について
6.他団体との連携について
7.会計について
8.監査について